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ピアノと尺八のコラボ、最高でした。洋と和の調和、人類の調和を音楽で感じさせてくれました。ピアノで表現できること、尺八で表現できること。お互いを理解しあえば調和できるんですね。世界の平和をも感じられる心がやさしくなれる演奏でした。 <ピアノフォルテ宮瀬>


個性的な2人の共演は大変素晴らしく、楽しく拝見しました。芸術的にも質の高い作品だと思います。さらなるご活躍を! <瀬田  敦子>


ウエストコースト風のコード掴みに尺八が絡むというアンサンブルが新鮮です。日米文化の完全なるフュージョン、素晴らしいです。 <樫原伸彦>

<邦楽ジャーナル 10月号, vol.261, p.49>:

関西を拠点に活躍する尺八の松本太郎(1975年生まれ)と、スイス出身で現在は京都に暮らすジャズピアニスト、ロジェー・ワルッヒ(1965年生まれ。彼はさらに映画監督でもある)のユニットによる2作目。2004年から一緒に演奏活動をしている彼等は、ちょっと粗削りだが、骨太で頼もしい音を響かせる松本の尺八を、包括的な組み立てをするロジェーのピアノが受け止める・・・そんな印象。全体的にゴツイ音で、2曲入れたジャズ・ナンバー、ミンガスの『グッバイ・ポーク・パイ・ハット』とO.ネルソンの『ストーレン・モーメンツ』はうまく合っている。さて、どうしても和楽器側のエッセンスを前に出そうとしていびつな演奏になりがちな和洋楽器の組み合わせだが、彼等の演奏にはそれがない。松本は全身で虚無僧尺八の流れを踏まえた音を、そしてロジェーはヨーロッパのエレガンスと、ジャズの反骨とをミックスした音を出し、この二つが拒絶反応を起こさずにうまく融合している。その意味でとても興味深いデュオだ。  <渡辺晋也>

プロフィール

ロジェー・ワルッヒ (Roger Walch) ー ピアニスト/作曲家

1965年スイス、サンクト・ガレン生まれ。サンクト・ガレン

市立ジャズ学校でジャズを学ぶ。スイス、ドイツでの音楽活動中、バンド「Right Wrong」でレコード会社と契約。CD2枚を出し、スイスマルボロ音楽コンテストで優勝。

98年来日以来、ピアニストと映像作家としても活躍。2000年、京都グランドビアホテルのCM音楽を担当。スイス総領事館・大使館のイベント等に多数出演し、ギタリスト西村哲也との

ユニット「FISH HEART」でアルバム「WATER HEART」を
リリース(2003)。その後、尺八奏者松本太郎とデュオを
組み、多数共演する。2006年、CD「Live」、2008年夏、CD「Immortal Remains」をリリース。2008年、ファースト
ンパクト (First Impact) 主催第一回「街のピアニスト・コンクール」クリエイティブ賞受賞。


演奏例:横浜トリエンナーレ、なら燈花会、グランドハイアット東京(スイス大統領日本訪問時のレセプションディナー)、ホテルニューオータニ東京、奈良県文化会館、京都駅、大阪万博公園、神戸外国クラブ、新薬師寺など。

Born in 1965 in St. Gallen, Switzerland. Piano training at the

St. Gallen Jazz School. 15 years of activity as Pianist/Composer in Switzerland and Germany. Released two CDs with his jazz band "Right or Wrong" on a Swiss label and won the Marlboro New Talents Award Switzerland 1994. Relocated to Kyoto in March of 1998. Active in Japan as musician and filmmaker. Composed and recorded music for a TV-commercial for Hotel Granvia Kyoto (2000). Since 2004 musical collaboration with Shakuhachi Flutist Matsumoto Taro. The Duo released two CDs in Japan: "LIVE" in 2006 and "Immortal Remains" in 2008. Roger won the "Creative Prize" at the 1st Internet Piano Concours Japan 2008. Roger presented his first Solo Album "Broken Cage" in 2016.

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